執筆者:元井章智
アガリクス製品は保険診療をサポートするサプリメントとして多くの方から支持されています。市場には多くのアガリクス製品が流通していますが、同じアガリクス製品といっても産地、栽培方法、製造メーカーの違いによって、製品の品質には大きな差があります。
以前には、中国産のアガリクス製品を飲んだ消費者が、肝機能障害を起こしたという事例もあり、残念なことにアガリクスには発がん性があるといった風評被害も起きてしまいました。
このコラムでは、高品質なアガリクス製品を選ぶための大切なポイントを紹介していきます。
アガリクスは元々、ブラジルのサンパウロの近郊、ピエダーテ地方にだけ自生していた希少なキノコです。地元の人々からも「幻のキノコ」と言い伝えられてきました。この地方は昔から「長寿の地」などとして知られていたようで、それに注目したアメリカの研究チームが1960年代に現地に入って調査、研究していたところ発見されたのがアガリクスといわれています。
日本国内にアガリクスが入ってきたのは1965年ごろです。ブラジルとの天候や環境の違いもあって国内では、それ以降、ハウス栽培が行われてきました。それに伴いアガリクスが人体に与える影響について多くの研究が実施されるようになり、さまざまな有用性が確認されました。
近年は日本国内の一般病院で保険治療をサポートする補完代替医療の分野で最も注目されており、多くの支持を集めるサプリメント、健康食品の代表格です。
アガリクスはハラタケ科に属するキノコの一つです。一般のキノコ同様に、土の中に含まれる栄養素をたっぷりと吸収して成長するため、栽培方法や産地の環境が生育に大きく影響します。
現在、日本国内で流通しているアガリクスは、ほとんどがハウス栽培されたもので、日本や中国、台湾などで広く栽培がおこなわれています。ハウス栽培は日光を遮断した小屋の中で育てるので、気象環境の影響はほとんど受けず、一年中大量に生産することが可能です。
(暗い部屋の中で人工的に栽培されるハウス栽培)
一方、天然物のアガリクスもっとも近いとされるのは、原産地ブラジルで露地栽培されたアガリクスです。南米ブラジルの大自然の中、太陽の光を浴びて育った露地栽培アガリクスは、太く肉厚で傘も大きく大変立派に生育します。
(ブラジルの大自然の中、太陽の光を浴びて育った露地栽培アガリクス)
(左:ハウス栽培アガリクス 右:露地栽培アガリクス)
ハウス栽培と比較すると栄養素の含有量がケタ違いに高いのも特徴で、アガリクスの主成分であるβ-グルカンは、ハウス栽培アガリクスの約1.5 倍、世界中で注目を浴びている栄養素ビタミンDを豊富に含みます。しかし、自然環境の影響を受ける露地栽培は大変難しいといわれており、生産量は少なく一般市場で見ることはほとんどありません。
弊社の製品「キングアガリクス」は、完全無農薬のブラジル産露地栽培のアガリクスを原材料としています。日本でハウス栽培されたアガリクスと比較したデータがありますが、ビタミンDは約34倍、カルシウムが約26倍、銅が約10倍も含まれるといることが分かっています。
日本で多く流通するアガリクス製品の中でも、中国産の製品はかつての肝機能障害が実際に起きたという事例もあって、常に安全性が問題視されています。
さきほども説明しましたが、アガリクスはその土地の栄養素や水分をたっぷりと吸収して育つため、土壌の環境が大きく左右します。
昨今の中国は、急速に近代化が進み、世界でもトップクラスの大気汚染が深刻な問題となっている国ともいわれています。また、工場排水よる土壌汚染の心配、水質汚染も深刻です。
このような悪環境の元で栽培されたアガリクスを体内に入れることは非常に不安を感じると思います。また中国からキノコを輸出する際には、カビの繁殖を抑えるために大量のホルマリンを使用しているケースもあります。
弊社社のブラジル産露地栽培「キングアガリクス」は一度栽培した土地を再利用せずに、常に新しく土地を開墾しています。そのため土壌汚染の心配はまったくありません。ブラジルで収穫したアガリクスは、日本に空輸し国内の製薬会社で、添加物を一切加えずにアガリクス100%で製品化。残留農薬検査、重金属検査などもしっかり行っていますので、どなたでも安心して摂取していただける安全性の高いアガリクス製品です。
アガリクス製品は、専門メーカー以外にも、食品メーカーやサプリメントメーカーなどさまざまな企業が製造、販売しています。
製品はそれぞれに特徴がありますが、アガリクスはこれまで説明してきたように産地や栽培方法、そして菌株などの違いによって品質に大きな違いがあります。そのため、各メーカーや研究施設では菌株や製品ごとに研究開発を行っています。
弊社はアガリクス製品のみを扱っている専門メーカーです。製品に用いられている菌株「キング・アガリクス21株(=KA21株)」は、研究開発力の指標となる国際論文は28本とアガリクスメーカー最多となっています。これらの信頼できる研究実績は、製品への信用度にもつながります。
安価なアガリクス製品は、安全性において不安要素が多いことがおwかりいただけたかと思います。健康維持のサプリメントとしてアガリクスのパワーを体感するには、ブラジル産、露地栽培、信頼できる研究実績のあるアガリクス専門メーカーを確認し、製品を選ぶことが大切です。
執筆者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー
東栄新薬では、取扱商品ごとにお問い合わせ窓⼝を設けております。各窓⼝までお問い合わせください。
※アガリクスKA21製品に関するお問い合わせは、各販売会社へお問合せ下さい。
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