執筆者:元井章智(サプリメントアドバイザー NR=栄養情報担当者)
「毎日のジョギングを日課にしたら、体が軽くなり体調がよくなった」「カロリーや糖分、塩分を気にしながら食事をしていたら、血糖値や血圧が改善された」など、健康にまつわる話でも、毎日続けることでなんらかの結果を手に入れることができたという話はよく聞きます。
「継続は力なり」という言葉もありますが、サプリメントや健康食品を毎日継続して摂ることで健康の維持や有用性を実感したいと考えている人も多くいるようで、健康食品の市場規模は1兆2千億円をこえる試算があるほどです。
そんな数あるサプリメントや健康食品の中で臨床試験結果から安全性が確認できているものは、実はそんなに多くはありません。高い有用性が人気で、かつその安全性が試験結果で確認済みの代表格と言えば、アガリクス。
ここでは、アガリクスについて科学的見地から考えた、より賢い選び方などをご紹介していきます。
健康志向の高まりを受け、アガリクスに寄せられる期待が年々大きくなっています。アガリクスは肥沃な大地の広がるブラジルを原産とするキノコで、ハラタケ科に属しています。学名を「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」、和名を「カワリハラタケ」「ヒメマツタケ」といいます。
ブラジルのピエダーテ地方に自生していて、現地では希少なキノコという意味合いを込めて「幻のキノコ」などとも呼ばれています。
アガリクスに関する臨床試験が済んでおり、その結果で安全性が実証されているということで、アガリクスへの期待感がますます高まっています。
臨床実験で安全性が確認されているアガリクスは、さまざまなメーカーにより製品化がなされています。店頭やインターネット通販などでも、アガリクスをうたった多くの製品を見ることがあるでしょう。その中でも、より有用性を実感できる安全性の高い製品を選ぶには、どうしたらよいでしょうか。
その答えは、アガリクスメーカーの研究開発力にあるとされています。弊社は、アガリクスを専業とするメーカーです。露地栽培アガリクスに特化して、研究開発を20年以上継続しています。
具体的な研究実績としては、順天堂大学医学部と東京薬科大学と共同で臨床試験を行っています。
健康な人がブラジル産の露地栽培で育てられたアガリクスを通常の3~6倍量に相当する9g、6カ月間定期的に摂取したときの人体への影響を調査しました。その結果は、肝機能および腎機能には有害事象が発生し、露地栽培アガリクスの高い安全性が確認されたというものです。
現在までに発表した国際論文数の累計は、アガリクス専業メーカーの中で最も多い28本です。また、現在も研究が継続されていることの指標となる2010年以降発表の論文数も17本あり、アガリクスを取り扱う各社を論文数で大きく引き離しています。
このように発表してある論文数からもわかるように、弊社はアガリクスをさまざまな角度から考察し、アガリクスの有用性を解明して製品化につなげるために、研究を重ねています。
ここで、アガリクス専業メーカーとして長年研究を重ねてきたからこそ分かる有用なアガリクスの選び方をご紹介しましょう。
実は、アガリクスは産地や栽培方法によって、その品質に大きな差が出てきてしまいます。たとえば、アガリクスは原産国ブラジルだけでなく、日本や中国でも栽培されています。
弊社のブラジル農場では露地栽培を行っており、傘も大きく、カルシウムや鉄分などを含む栄養価の豊富なアガリクスを栽培しています。
(手つかずの大自然が残るアガリクスの原産地ブラジル)
(露地栽培アガリクスの農場)
(アガリクスの原産地 ブラジルで露地栽されたアガリクス)
しかし、日本や中国ではその気候から露地栽培はできないため、ハウス栽培がなされています。ハウスといっても暗い小部屋にアガリクスが所狭しと並べられているだけなので、太陽の光を浴びることなく育てられたアガリクスは、露地栽培の5分の1ほどの大きさにしかなりません。栄養価も全般的に低いものが多くなってしまいます。
(日光を遮った暗所で行われるハウス栽培)
(ハウス栽培されたアガリクス)
(サイズの違い 左:ハウス栽培アガリクス 右:露地栽培アガリクス)
実際に日本産とブラジル産のアガリクスの栄養価を比較した研究結果では、露地栽培アガリクスにはアガリクスの主成分β-グルカンが1.5倍含まれます。
また、土壌にもよりますがハウス栽培に比べて露地栽培はカルシウムで約26倍、銅で約10倍、ビタミンDで約34倍の含有量があるとされています。有用性の高いアガリクス製品を選ぶには、ブラジルで露地栽培されたアガリクスを製品化したものがよいでしょう。
ブラジルにある弊社のアガリクスを栽培する農場では、太陽の下で豊沃な大地の恵みを余すところなく吸収したアガリクスが大きく育っています。
大量生産のできるハウス栽培と比較すると約10倍のコストがかかりますが、有用性の高いアガリクスを栽培するために一度でもアガリクスを栽培した土地は使用せず、土壌の検査を行いながら新しく土地を開墾してアガリクスの栽培を行っています。農薬を一切使用しない完全無農薬で栽培するほか、重金属の検査なども行いながら安全性の高いアガリクスを大切に育てています。
(残留農薬検査結果 すべての項目で残留農薬は検出されませんでした。)
(無農薬で露地栽培されたアガリクス)
アガリクスを製品化するにあたっても、製品の総重量を増やすための米粉やビール酵母といった賦形剤を使用せず、アガリクス100%の製品を製薬会社とGMP認証を取得した工場で製造するなど、いくつものこだわりを持っています。そして、このこだわりこそがアガリクス専門メーカーの誇りであると自負しております。
数あるアガリクス製品の中でも、弊社のこだわりを形にした「キングアガリクス100」をお試しいただければ、きっと、こだわりから生まれた有用性をご理解いただけることでしょう。
アガリクス製品をお選びの際は、ブラジルで露地栽培されたアガリクスを使用して、研究開発に余念がないアガリクス専業メーカーによって製造されたものをお選びになることをお勧めします。
執筆者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー
参考文献
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2) RW.Kerrigan et al.,Mycologia,97,12-24(2005)
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11) N.Ohno et al.,Carbohydr Res,316,161-172(1999)
12) M. Motoi et al.,Int J Med Mushrooms,17,799-817(2015)
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