執筆者:元井章智
日々生活していると、体調がすぐれない、わけもなく気分が落ち込んでしまう、活力がわかない、やる気が起きないなどと感じるときがあるかたも多いのではないでしょうか。
そうしたときに手軽に取り入れられるのが、サプリメントや健康食品です。医療機関にかかることなく、自分好みの製品を摂取できるので、まさに忙しい現代人にぴったりです。
長年飲み続けている人にとっては、サプリメントは必需品といっても過言ではありません。毎日の食生活にプラスして摂取することが普通になってきているサプリメントは今や、専門メーカー以外にもさまざまな企業やメーカーが製造しており、数多くの製品が販売されています。
そして街のドラッグストアやディスカウントショップ、インターネットショップなどで誰でも手軽に購入できるからこそ、いったいどれを選べば良いのか分からない、という声が多くあるのかもしれません。
そこで今回は、数あるサプリメント・健康食品の中で、注目度の高いアガリクスについて紹介したいと思います。
アガリクスは、補完代替医療の分野でも高い支持を受けているサプリメント・健康食品です。
これから飲み始める方、すでに毎日の食生活に取り入れている方にも、アガリクス本来のパワーをあますことなく実感していただくために重要な、製品の選び方のポイントなどを解説していきます。
アガリクスは、サプリメント・健康食品の中でも、多くの種類が販売されている大変人気のある製品の一つです。
国内外の企業やメーカーそれぞれが、独自の技術を駆使して製造したアガリクス製品は、それぞれに特徴や特性があり、製品の内容や安全性、有用性などすべてが異なります。
その違いは、製造技術ばかりではなく、アガリクスの産地や栽培方法にまでさかのぼることになります。それらについて順を追って説明していきましょう。
先にも述べましたが、アガリクスは病院やクリニックなどで行われている治療をサポートする補完代替医療の分野で、多くの支持を受けているキノコの一種です。
和名では「カワリハラタケ」「ヒメマツタケ」などと呼び、学名は「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」、「アガリクス・ブラジリエンシス」などといいます。
アガリクスはもともと、ブラジルのピエダーテ地方に自生していたキノコです。地元では昔から「幻のキノコ」「神のキノコ」「太陽のキノコ」などと呼んでいるように、アガリクスは大変に貴重なキノコです。
アガリクスがブラジルから日本に渡ったのは1965年ごろです。ブラジルのような肥えた土壌や温暖な気候のない日本では、人工的なハウス栽培が盛んに行われるようになります。
それ以後、アガリクスの研究により多くのさまざまな有用性が確認されたことで、サプリメント・健康食品として価値が高まり広く知られるようになります。
1990年代の中ごろからは、国内の一般病院やクリニックで保険治療(主に西洋医学)をサポートする補完代替療法として多くの方に利用されるようになりました。
厚生労働省の助成金を活用して行われた調査によると、補完代替療法として利用されているサプリメント・健康食品の中で、アガリクスが60%以上と最も多くの支持を集めました。ちなみに、アガリクス以下は、プロポリス28.8%、AHCC7.4%、漢方薬7.1%という結果でした。
国内に出回っているアガリクス製品の代表的な産地は、ブラジル、日本、中国、韓国といわれています。それらほとんどの製品は、ハウス栽培によるアガリクスを原料にしています。
(ハウス栽培アガリクス)
自然環境の中、太陽の光を浴びてアガリクスの露地栽培をしているのは、弊社のブラジル農場以外にはほとんどありません。
(ブラジルで露地栽培されたキングアガリクス)
もともとアガリクスの原産地はブラジルですから、露地栽培を行うための最適な環境がそろっている地といえます。世界最大の熱帯雨林があり、500万種類以上もの生物が生息するといわれる世界最大河川アマゾン川を有するブラジルの地。
手付かずの大自然が残る肥えた土壌は、地中の豊富な栄養素を吸収して成長するキノコを栽培するためには必須です。さらにはキレイな空気や水、そして一年を通して温暖な気候や定期的な豪雨などと、アガリクスを栽培する最良の気象条件が揃っています。
(ブラジルの大自然が残る露地栽培農場付近の風景)
そのような素晴らしい環境ではありますが、太陽光を浴びて、風雨にもさらされる露地栽培は大変難しいといわれています。
数多くの企業・メーカーがアガリクスを栽培・製造する中で、ブラジルで露地栽培を行うのは弊社以外にほとんどないというのも、この現実を知れば理解していただけるのではないでしょうか。
弊社が行うブラジル産露地栽培で収穫したキングアガリクスは、自然の恵みを十分に吸収し、大きく太く立派なアガリクスに生育します。傘は人の顔ほどのサイズで、ずっしりとした上に肉厚です。手に持っただけで栄養がたっぷりとつまっているのが分かります。
(私がブラジルの農場視察に行った時の写真です)
完全無農薬で、一度栽培した土地は使わずに新たに開墾するというこだわりを持って栽培したアガリクスは、「天然に近いアガリクス」と高い評価を得ています。
しかし自然の下で栽培するというのは大変困難です。収穫量もほんのわずかで、毎回一定の量を見込めないのは弱点かもしれません。そのため市場に多く出回ることがなく、希少価値が高いアガリクスとされています。
一方のハウス栽培は、日光を一切浴びずにジメジメとした小屋の中で生育します。天候に左右されず常に一定量を収穫できるので、安価で大量に出回ります。
(日光を遮った人工的な環境で行うハウス栽培)
収獲されたアガリクスのサイズを比較すると、ハウス栽培のアガリクスはどれも小さいのに対して、ブラジル産露地栽培のキングアガリクスは、背丈も太さもハウス栽培の5倍以上もの大きさに生育します。
(左:ハウス栽培アガリクス 右:露地栽培キングアガリクス)
栄養価を比較しても大きな差があります。弊社のブラジル産露地栽培アガリクス=「キングアガリクス」と、日本産ハウス栽培アガリクスの栄養成分を比較したデータによると、アガリクスの主成分であるβグルカンは約1.5倍、世界的に注目されているビタミンDが約34倍、カルシウムが約26倍、銅は約10倍という非常に大きな差が出ました。
国内外に流通するアガリクス製品は、各企業やメーカーの研究開発、国際論文の発表数によって製品の安全性が確保されるものです。そのため、店頭で販売されている全製品が同一に安全を確証されているというものではありません。
弊社のようにアガリクスのみを扱う専門メーカーもあれば、多数のサプリメント・健康食品を扱っているメーカーもあります。またアガリクスの研究開発に費やす時間も専門メーカーと、それ以外のメーカーではまったく違うでしょう。
弊社では、実際に健康な方に飲んでいただく臨床試験も入念に行い安全性に関しては非常に多くの時間を費やしてきました。
一例を挙げますと、弊社のブラジル産露地栽培アガリクスは、健康な人が通常の3〜6倍量(9g)を6カ月間摂取しても、肝機能や腎機能への影響がなく副作用(有害事象)もないという安全性が確認されました。この研究データは、順天堂大学医学部、東京薬科大学のグループが論文発表しています。
さらに、研究開発の指標となる論文発表はこれまで28本と、アガリクス専門メーカーの中で最も多い件数を誇ります。同じアガリクス専門メーカーであっても、論文発表が1本もないというところもあります。
同じアガリクス製品とはいえ、産地や栽培方法によって、非常に大きな違いがあります。
ブラジル産露地栽培のアガリクスの品質の良さ、そして高い安全性が分かっていただけたでしょうか。さらには、研究開発や国際論文の発表数など実績がある専門メーカーであることも重要です。
アガリクスを選ぶ際にはこれらを確認した上で、高品質なアガリクス製品を購入することをおすすめします。
執筆者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー
東栄新薬では、取扱商品ごとにお問い合わせ窓⼝を設けております。各窓⼝までお問い合わせください。
※アガリクスKA21製品に関するお問い合わせは、各販売会社へお問合せ下さい。
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