執筆者:元井章智
一般的な病院で受ける保険診療をサポートする補完代替療法が、今、注目を集めています。このコラムでは、補完代替療法の中でも、利用者数が多いことで注目されているアガリクスについてみていきましょう。
一般的な病院やクリニックで行われる保険診療の基礎となっているのが西洋医学。
昨今は、健康診断の推進、医療技術の進歩に伴い、病気の早期発見・早期治療が推奨され、病院では西洋医学に基づいた治療が行われています。
それらの治療で健康が取り戻せることもありますが、西洋医学を補完、代替するような治療も併用している人が増えてきているのが現実です。
そして保険診療(西洋医学)を補う役目を果たすのが、補完代替療法です。
例えば、運動療法、食事療法、鍼、灸、健康食品、サプリメントなどと挙げれば、イメージがわきやすいかと思います。
インターネットなどで治療に関するさまざまな情報が手に入る時代、これらの存在が大きくクローズアップされています。
特に、補完代替療法の中で健康食品やサプリメントは、ドラッグストアやインターネットで入手可能で、毎食時の際に飲むだけという手軽さがうけ、近年、市場規模を拡大してきました。
補完代替療法としての健康食品の数は非常に多く、ドラッグストアの店頭には多くの製品が並び、インターネットではあたゆる種類の商品が購入可能です。
例えば、ブロッコリーから抽出した成分であるブロリコ。ブロリコは、東京大学も関わって開発がなされた成分です。
カイコを使った研究データもあり、ブロリコに対する期待値は高くなっているといえるでしょう。
ただ、ブロリコの成分の有用性が研究されていますが、まだまだ解明されていない部分も多く、データ数の少なさ、信頼度からすれば、これからの研究結果に期待というところでしょうか。
人間ではなくカイコで研究が進められているため、一概に人間にも有用性があるかとは言い切れません。
では、使用者が多く、データの蓄積が豊富な安心できる健康食品はあるのでしょうか?
補完代替療法で用いられる健康食品の中で、多くの人に利用されているのはアガリクスです。
(補完代替医療の分野で利用されているサプリメント)
アガリクスは、ブラジルのサンパウロ郊外にあるピエダーテ地方に自生していたキノコです。
アメリカの研究チームが有用性に着目したことから注目を浴び始めました。
1965年ころから日本国内でもアガリクスが手に入るようになりました。
アガリクスはハラタケ科に属するキノコで、学名を「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」、「アガリクス・ブラジリエンシス」、「アガリクス・サブルフェセンス」などとされ、和名を「カワリハラタケ」「ヒメマツタケ」などと呼びます。
アガリクスは真菌類に分類されるので、菌株によってその性質が大きく変わってきます。
もっとも代表的な菌株は、キング・アガリクス21(=KA21)株です。
東京薬科大学薬学部免疫学教室や東京大学食の安全研究センターなどでも研究実績が積まれており、アガリクスの中でも強い太陽光が降り注ぐブラジルの地で露地栽培を可能とする強い菌株です。
ほかに、岩出101株、ITO-S株などがありますが、いずれも過酷な自然環境を生きぬく露地栽培には適しておらず、キング・アガリクス21(=KA21)の生命力の強さに勝るものはありません。
弊社はこのキング・アガリクス21(=KA21)の菌株を使って、原産国ブラジルでアガリクスの露地栽培を行っています。
(キング・アガリクス21株を使ってブラジルで露地栽培されたアガリクス)
実は、アガリクスの一般的な栽培方法はハウス栽培です。現在、ブラジルのほか、日本や中国でハウス栽培が行われています。
このハウス栽培ですが、日光の届かない湿度の高い暗室で行われます。
(日光を遮って暗い部屋で行われるハウス栽培)
自然光を浴びることなく育つので、露地栽培の5分の1程度の大きさにしか育ちません。
(左:ハウス栽培アガリクス 右:露地栽培アガリクス)
そのため、栄養価の違いも大きく、露地栽培にもよりますが露地栽培のβ‐グルカン含有量12.4gに対し、ハウス栽培では8.2gと差が生じてきます。
また、世界的に注目されている栄養素であるビタミンDを比較しても、自然露地栽培は含有量69.5μg、ハウス栽培は2.9μgと、明らかに自然露地栽培の栄養価の高さが分かります。
また、ブラジルの土地の栄養価によりますがブラジル産露地栽培アガリクスは日本産ハウス栽培に比べてカルシウム約26倍、銅約10倍といった含有量があるといった研究結果が出ています。
それだけではありません。多くのアガリクス製品は、食品メーカーや健康食品メーカーが製造販売していますが、弊社はアガリクス専業メーカーです。
アガリクスに関する国際論文の発表数は2018年5月現在で計28本。現在も継続して研究が行われているかの指標となる2010年以降の論文発表数は18本と、群を抜いています。アガリクスを知り尽くしているからこそ、有用性の高いアガリクス製品を提供できるのです。
ドラッグストアの店頭には、たくさんのアガリクス製品が並んでいます。インターネットで「アガリクス」を検索しても、さまざまな製品があり、その選択に戸惑ってしまう方も多いことでしょう。
有用性の高いアガリクス製品を選ぶなら、必ず抑えておきたいのは「ブラジル産露地栽培のアガリクス」を選ぶことです。また、アガリクスの研究に力を注いでいる「アガリクス専業メーカーの製造した製品」であることも忘れてはいけません。
弊社はアガリクス専業メーカーです。キング・アガリクス21(KA21)を使用したブラジル産露地栽培を真摯に行っています。
国際論文の発表にも力を入れており、アガリクスを知り尽くした弊社が製造する製品は、利用者にアガリクスの有用性をお届けできます。ぜひ、一度、弊社の製品を手にとって確認してみてください。
執筆者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー
東栄新薬では、取扱商品ごとにお問い合わせ窓⼝を設けております。各窓⼝までお問い合わせください。
※アガリクスKA21製品に関するお問い合わせは、各販売会社へお問合せ下さい。
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