執筆者:元井章智
ブラジルの農産物といえば、コーヒー豆を想像する方も多いのではないでしょうか。コーヒー豆は世界60カ国以上で生産されていますが、ブラジルはその約3割を占める世界一の生産大国です。そのコーヒー豆に並ぶブラジルの特産品に、アガリクスがあります。
今回は、ブラジル産アガリクスについて詳しく説明していきましょう。
アガリクスは近年、健康食品やサプリメントとして注目されており、多くの支持を集めるキノコの一種としてご存知の方が多いのではないでしょうか。アガリクスはハラタケ科に属するキノコの一つ。サラダやシチューなどに用いられる食材で私たちの食卓にも登場するマッシュルームもハラタケ属のキノコです。マッシュルームの学名は「アガリクス・ビスポラス」といいます。
健康食品・サプリメントとして広く摂取されているアガリクスは、学名を「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」や「アガリクス・ブラジリエンシス」といい、和名は「カワリハラタケ」「ヒメマツタケ」などといいます。
アガリクスの原産地は、中南米ブラジルのサンパウロ郊外、ピエダーテ地方です。手付かずの大自然が残るブラジル国内でさえもこの地にしか自生しない貴重なキノコとして、地元の人々は昔から「幻のキノコ」「神のキノコ」「太陽のキノコ」などと呼び大切に食されてきました。
(サンパウロ郊外のピエダーテ地方)
アガリクスが自生するブラジルのピエダーテ地方は、日中の気温が約30度、夜の気温が約20〜25度と一年中温暖で、定期的に雨が降るエリアです。このアガリクスが自生するための気象条件を満たす土地が他にはないことから「幻のキノコ」と呼ばれるようになったのでしょう。またアガリクスが自生するピエダーテ地方は、「長寿の地」としても知られています。これに注目したアメリカの研究チームが1960年代に現地へ足を運び調査したところ、アガリクスを発見したともいわれています。
アガリクスがブラジルから日本国内に上陸したのは、1965年ごろとされています。それ以降、日本ではハウス栽培が開始されました。以降、アガリクスが人に与える影響についてのさまざまな研究が行われ、多くの有用性が確認されたことから、1990年代に入ると健康食品として広く知れ渡ることになったのです。
現在、アガリクスの露地栽培はブラジルでしかできないといわれています。そのため、日本国内で流通する日本産や中国産、韓国産のアガリクスのほとんどがハウス栽培によるものです。ブラジル産に比べ安価で購入しやすいのですが、栄養価に関しては露地栽培のアガリクスをだいぶ下回っています。
ブラジルの大自然の中で、完全無農薬・露地栽培で生育している弊社の「キングアガリクス」は、ハウスで栽培した日本産のものと比較すると、サイズは大きく異なり、ビタミンDが約34倍、日本人が不足しやすい栄養素といわれるカルシウムが約26倍、銅が約10倍も含まれるというデータがあります。
アガリクスの自然露地栽培は、手付かずの大自然が残るブラジルの土壌だからこそ可能な方法です。
アガリクスは一般のキノコ同様に、土の中に含まれる栄養素をたっぷりと吸収して成長します。そして振り注ぐ太陽の光のもと、新鮮な空気の中で育ったアガリクスは、ハウス栽培に比べて非常に大きく育ちます。
(ブラジルの大自然の中、露地栽培されたキングアガリクス)
(サイズの違い 左:ハウス栽培 右:ブラジル産露地栽培=キングアガリクス)
弊社の「キングアガリクス」は、栽培が難しいとされる無農薬・露地栽培の中、立派に生育しています。そのためには、一般のハウス栽培に比べて約10倍のコストを掛けて大切に育てており、大変貴重なアガリクスです。またブラジルの大自然の中、常に土地を開墾しているため土壌汚染の心配もありません。残留農薬検査、重金属検査も行っているので安全性にも問題ありません。
(残留農薬試験、重金属検査済みのキングアガリクス)
安全性においては、日本産アガリクスも信頼性の高い商品です。しかしブラジル産に比べ栄養価が少なく、本来持つアガリクスのパワーを実感できるでしょうか。
最も安価な中国ですが、中国国内の大気汚染や土壌汚染、水質汚染の中で育ったものが果たして身体に入れても安全なのかという不安があります。また中国から輸出する際には、カビの繁殖を抑えるために大量のホルマリンを使用しています。口にする栄養食品として、あまり気持ちのいいものではありません。
こうやって見てみると、ブラジル産の露地栽培アガリクスがあらゆる面で優れているといえるのではないでしょうか。弊社の「キングアガリクス」は、ブラジルで露地栽培されたアガリクスを日本国内の製薬会社で、添加物を一切加えずに製品化しています。同じブラジル産とはいえ、ハウス栽培の商品も多々あるのが現状です。栄養価が高く、安全性にも優れた最高品質の「キングアガリクス」を一度お試しになって、ハウス栽培の商品との違いを実感してください。
執筆者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー
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